TKSの歩みと未来

history

TKSの歩みと未来

HISTORY&FUTURE

TKSの歩みと未来

新技術に挑んだ歴史

1965年、「水栓バルブ発祥の地」と呼ばれる、岐阜県山県市(旧:美山町)で、水道関連部品の金属加工業として創業。小さな町工場からスタートしたTKS(当時の社名:田中金属製作所)は、2001年の節水事業の参入をきっかけに、メーカーへと生まれ変わりました。新しい時代を先読みしながら独自技術の研究・開発とものづくりを進める中、特許技術「Mix-Jet機構(ミックスジェット)」を搭載した節水シャワーヘッドや「μ-Jet機構(ミュージェット)」という特許技術を搭載したウルトラファインバブルシャワーヘッド「ボリーナシリーズ」を、市場に先駆けて次々に発表。ボリーナシリーズは累計100万本を記録する大ヒット製品に成長しました。

そして2023年、当社は大学などの研究機関とともにウルトラファインバブルの技術を医療や農芸、食品分野で活かすための研究開発を進めています。シャワーヘッドの会社から技術の会社へ。水の真のチカラを活用する技術で、社会貢献に一層力を入れていきます。
μ-Jet機構:高速旋回液流とキャビテーションによる独自の発生方式

1965〜2000年

TKSの歩みと未来
「水栓バルブ発祥の地」、
岐阜県山県市で創業

1965年、TKSは岐阜県山県市(旧:美山町)で水道関連部品の金属加工業者として創業。たった1台の汎用旋盤のみの小さな町工場でした。宿泊施設に節水を提案する企業からの依頼により節水器具の製造に着手したことが大きな転機へとつながったのです。

2001年

TKSの歩みと未来
町工場からメーカーへ特許技術
「Mix-Jet機構」誕生

2001年に節水事業に参入し、泡沫節水器を開発。これが当社初となる特許技術となりました。

2005年

TKSの歩みと未来
節水シャワーヘッド
「アリアミスト」発売開始

泡沫機器に続いて独自の特許技術「Mix-Jet機構」を搭載した、節水シャワーヘッド「アリアミスト」が2005年に発売。大手通販番組で紹介されたところ、普段通り使用するだけで節水ができるというコンセプトが話題となり最大で1日15,000本を売り上げるほどの大ヒット製品となりました。

2009〜2010年

TKSの歩みと未来
1名の開発者の入社が
新技術開発の突破口に

メーカーとして経営が軌道に乗ると期待された矢先、大手取引先の内製化や取引先の不祥事により販売先を喪失。開発部の主要メンバーも退職するなど悪い流れがなかなか断ち切れない状態が続きました。年が明けた2010年、高い技術力とキャリアを兼備した1名の開発者の入社が、TKSの歴史の新たな扉を開くきっかけに。

2010年

TKSの歩みと未来
時代を先読みした
特許技術「μ-Jet機構」の誕生

当時マイクロバブル※の市場性が注目されはじめていました。今後伸びる可能性があるとにらんだ当社は、いち早く開発に着手。ウルトラファインバブルを発生させる独自の特許技術「μ-Jet機構」の開発に成功しました。水栓の部品製造で培った流水制御や切削加工技術の活用により、小型かつ安価な製品の開発を実現したのです。この頃から各分野でのウルトラファインバブルの利活用研究をスタートしました。

マイクロナノバブル:当時の名称。現在の「ウルトラファインバブル」のことです。「ファインバブル」のうち、直径100μm未満で1μm(=0.001mm)以上の泡を「マイクロバブル」、それより小さい直径1μm未満の泡を「ウルトラファインバブル」と区別しています。

μ-Jet機構:高速旋回液流とキャビテーションによる独自の発生方式

2011年

TKSの歩みと未来
ウルトラファインバブル
シャワーヘッド
「ボリーナ」シリーズ発売

2011年に「アリアミスト ボリーナ」を市場に先駆けて発売開始。独自の特許技術「μ-Jet機構」を搭載したシャワーヘッドは 当時一般的には知られていないマイクロナノバブル※という技術が理解されず、困難に直面します。社長と社員が実演販売を行い、地道に認知を広げた結果、各種メディアの取材が殺到し大ヒット製品となりました。お客様の声にお応えするモノづくりにより、一時止水や浄水機能、ライトターン機能などを付加したラインアップが広がっていきました。
開発秘話>

マイクロナノバブル:当時の名称。現在の「ウルトラファインバブル」のことです。

2022年~

TKSの歩みと未来
特許技術「μ-Jet機構」を
多彩な分野で活かす研究開発

現在「μ-Jet機構」の特許技術を活用し、医療や食品、農芸などさまざまな分野で研究開発を進めています。2022年には「糖尿病予防または改善用液状物」、2023年には「硬水は噴霧化によって軟化できることを発見」および「土壌障害の予防または改善剤」の特許を取得。ウルトラファインバブルと水の可能性を追求しています。
共同研究について>

未来へ〜

TKSの歩みと未来
水の真のチカラを最大限に。
TKSは技術の会社へ

試行錯誤を重ね、諦めることなく新技術に挑み続けた歴史が、現在のTKSを創り上げています。これからも子どもからお年寄りまでの健康と美容のために。人間はもちろん動植物も含め、生きるものすべてに安心・安全な暮らしを提供するために。水とウルトラファインバブルの可能性について研究・開発を継続しながら、社会貢献にも取り組んでいきます。